エジプト考古学者の河江肖剰さん 講演会のお知らせ!
なんと、来る 2015年6月20日(土)14:00〜 滋賀県の多賀町立図書館にて、エジプト考古学者の河江肖剰さんの講演会が行われることになりました。
小学生から楽しんでいただける内容でお願いしています!
是非是非ご予定ください!
演題:
『ピラミッドをめぐる6人の小人たち』
なに?"What"さん、なぜ?"Why"さん、いつ?"When"さん、どこ?"Where"さん、どんなふうに?"How"さん、そして、だれ?"Who"さん
講演内容:
4500年前に建てられたギザの三大ピラミッドについて、様々な角度から話しをします。建造方法、背後に流れる古代エジプト人の思想や宇宙観、そしてピラミッドを建造した人々が住んでいた古代都市(『ピラミッド・タウン』)の発掘や3D計測調査などを紹介します。
果たして、ピラミッドの謎は、本当のところどこまで解けているのか?第一線で活躍する考古学者たちが向き合っている、現在の研究とはなんなのか?2011年に起こったエジプト革命の、遺跡への影響はどのようなものがあるのか?など、ピラミッド研究の最前線を、生々しい現場の声からお伝えします。
講師プロフィール:
エジプト考古学者/名古屋大学人類文化遺産テクスト学研究センター共同研究員。カイロ・アメリカン大学エジプト学科卒業。1992年から2008年までエジプト、カイロ在住。ピラミッド研究の世界的第一人者マーク・レーナー教授のもと、ギザのピラミッドをつくった労働者たちの町「ピラミッド・タウン」の発掘調査を10年以上にわたり行う。2012年、3D計測を用いたエジプトの巨石建造物の研究によって名古屋大学より博士号授与(歴史学博士)。わかりやすい解説で、『世界ふしぎ発見』(TBS)や『世界一受けたい授業』(日テレ)、NHK総合/BSなどに出演し、エジプト文明について広めている。
おっと、痛快 絵本の読み語りの旅でぃ!〜多賀町の宿〜
越水利江子ファンミーティング を今年もやります!!
越水利江子ファンミーティング
越水利江子さんと『ヴァンパイアの恋人』を読もう!
をコンセプトに、今年も越水利江子さんを囲む会が行われます☆
今年は、越水先生と、公私共に親交の深い、
令丈ヒロ子さんをお呼びしてのスペシャル企画
2013年3月16日(土) 15:00〜17:00
越水利江子さん、令丈ヒロ子さんを囲んで読書会が行われます。
課題図書は
『ヴァンパイアの恋人 誓いのキスは誰のもの? 』
『ヴァンパイアの恋人 運命のキスを君に』
(ポプラカラフル文庫)
『パンプキン! 模擬原爆の夏』(講談社)
参加資格は、課題図書を読んでくるということだけです!
みんなで、感じたこと、思ったこと、越水さん&令丈さんに聞いてみたいことを、自由に話し合って、楽しい時間を過ごしましょう☆
2013年3月17日 10:30〜12:00
越水利江子さん、令丈ヒロ子さんの講演会です。
お二人が、創作のヒミツを語って下さいます!
会場は、多賀町立図書館(滋賀県)です☆
難しい話では、ありませんので、小・中学生の皆様からご参加いただけます!
片方の日だけの参加も可能です。
興味のある方は、右手【LINKS】より、ご連絡下さい!
絵本のおいしい世界を体験しよう
多賀町立図書館のイベントで、クッキーと白玉ぜんざい作りのイベントを行いました。(会場:多賀町中央公民館)
絵本の読み語りを聞いてもらった後に、絵本にでてくる主人公になりきって、自分オリジナルのクッキーを作り、ラッピングをして、大切な誰かにプレゼントしようという企画です。
たくさんの小学生の皆さまと保護者の方にご参加いただき、楽しい会にないりました。
また、干支のへびをはじめ、可愛い猫やクマを作ったり、チョコチップをふんだんにまぜたりしながら、多くの自分だけの美味しいクッキーが出来上がりました。
そのアイディアの自由さに、主催者側が驚くほどでした。
参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
また、クッキーのたねを寝かせる30分の間には、ぜんざいの「小豆」が煮られて、「あんこ」になるまでを見、白玉を茹でる体験もしました。
水の中の小豆って本当にビジュアル的にも美しいものなんですね。
最後に、クッキーやクッキーの材料にまつわる本の紹介もして、充実した一日となりました。
迷路を書こう!
多賀町図書館にて、迷路を書くイベントを行いました。
講師は、昨年に引き続き、「ぴょこたん」でおなじみの、このみ・ひかるさん主催の「このみプラニング」で、間違い探しや迷路の制作で活躍中のイラストレーター・柳深雪さん。
迷路で年賀状を描こうをテーマに、ハガキの裏面に迷路を作成、その後、自分が思い描く、宝の地図を八つ切りの画用紙に作成しました。
参加者は、11組26人。
親子で参加いただいた方が多く、特にお父さんの参加が目立ちました。そして、そのお父さんたちが皆さん、素晴らしい迷路を熱心に作成されていたのが印象的でした。
最後に、柳深雪先生より、アドバイス・講評をいただきました。
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柳深雪先生作成の宝の地図
この活動は、平成24年度子どもゆめ基金助成活動です。
あまんきみこさん講演会「おはなしが生まれるとき」報告
■どんな幼少期をおくられたのでしょうか?
『車のいろは空のいろ』のあとがきに、祖父母・両親・叔母たちという6人の大人たちに囲まれ、それぞれ眠る前にはお話を聞かせてくれたので、どの人の部屋で今日は寝ようかと迷ったエピソードが紹介されていますが・・・。
寝物語は面白いと困る。祖父は、偉人伝だったし、母は、自分とそっくりの困った女の子が良い子になる話を聞かせてくれた。子どもには平衡感覚があるのか、どの人が面白いから、どの人の話を聞きたいという思いはなく、まんべんなく6人の部屋を訪れていたと思う。
物語の子守唄だったと思う。体を成さない寝物語は、その人のぬくもりの中で、その人の声で聞くことに意味があったのだと思う。
■子どもの時は、どんな本がお好きでしたか?
宮沢賢治。
その他には謡本。父の所蔵の高価な和紙の謡曲の本を読んだ。難しかったけれど、声を出して読めば「解る」という経験をした。
病弱な自分にとって、窓に切り取られた空は最高の「絵本」だった。最初の作品は、『車のいろは空のいろ』の「くましんし」だが、はじめは、外の景色が映る位ピカピカの黒い車だった。しかし、後に空のいろになる。そのほかにも、舞台として空を選んでいる作品も多い。
■終戦の時、あまんさんは14歳、多感な時期、戦争と終戦をどのように過ごされたのか?
『ちいちゃんのかげおくり』は、あまんさんの紛れもない代表作であるが、作品としての完成度の高さからか「戦争経験者の作品」として論じられることは少ない。古田足日さん編集のおはなしのピースウォークに収録されている『空はつながっている』は、あまんさんには珍しく、満州から引き上げてくる人々に配られた青酸カリのことなどが題材になっており、直接的な物語になっているが・・・。
目隠しを取られ、ぐるぐる回るような思いで迎えた終戦。
テレビドラマでは、終戦のキーワードとして、青い空と、空襲がなくなったことでの夜の灯りが描かれることが多い。青い空は同感だが、終戦後は、夜の灯りはすぐにはともせなかった。満州は真っ暗で、第二の怖さ・・・ソ連兵に家に踏み込まれる経験。しかし、子どもであった自分は、怖くはなかったとも言えるのかもしれない。親が側にいたから。保護者の力を信じているのが子どもかもしれない。
戦争中、満州の人とは分離した場所で暮らしていた。子どもだった自分には、中国の人のことを慮ることができなかった。自分たちは、日向の場所を歩いていた。そして、そのせいで日陰を作っていることに気付かなかった。
私は、そのツケを払っていない。私と戦争は切り離せないものとして、一生のテーマである。
■おかあさんのことについて
あまんさん始めてのエッセイ集『空の絵本』の中で、おかあさんとのエピソードが多く紹介されている。あまんさんの作品には、温かなお母さんとの心のやり取りが多く描かれており、実際にもそういう濃密な時間を過ごされたのだろうと想像していた。43歳という若さでお母さんは亡くなられたということ。早くにお母さんを亡くされていたことは意外な思いで読んだ。
お母さんが大好きだったというご主人との結婚。
私はお母さんの好きな人と結婚したのよとあまんさんはおっしゃった。そして、婚約が整い、その披露の夜、家庭についての心得など多くのことをあまんさんと語り、ガンを患っていたお母さんは意識不明になり亡くなったというエピソードをあかされた。
死者は生者の中に生きる。
私の中に母がいる。
私が生きていることで、母が生きて行く。
生きているということは、たくさんの死者を大切にすることでもある。
■お願い あまんさんのお声で『おかあさんの目』を読んでほしい
あまんさんのゆったりとした優しい声で聞く「おかあさんの目」
会場には、感動に涙する方々が多かった。
■質問コーナーで印象に残ったあまんさんの言葉
書いた文字に弁解はいらない 与田準一さんの言葉 自分の創作指針
光を歩いている時は陰のことを考えて
出口のない時には、世の中には光がある、いつか世はあけることを信じてほしい。
『ちいちゃんのかげおくり』について
自分の中では、ちいちゃんは、「かげおくり」がつなぐ女三代の物語の真ん中に位置するはずの女の子だった。
おばあさん は なみこさん おかあさん は ちいちゃん 子どもは せんこちゃん
一年間くらい、ずっと考えたけれど、ちいちゃんは、生きて母になることはなく、死んでしまった。未来を奪うのが戦争なのだ・・・そう、考えている。
私は、自分の描きたい世界をずっと思っている。それは、物語に恋をしているような気持ち。どんな画家さんと仕事がしたいとかいう思いはなく、自分の描きたい世界を書くだけだ。
今、書きたいものは、竹林の光と風。たけのこが伸びるとき、親竹が枯れる。「竹の秋」は、春の季語・・・。
季節風びわこ道場 冬の風 合評会&ファンミ
2012年1月28日(土)〜29日(日)
雪景色の多賀町にて、季節風びわこ道場が行われました。
■合評会☆
未発表の生原稿を持ち寄っての実作合評会です!
講師は、越水利江子さん
びわこ道場の特色は、書き手が切磋琢磨する場であるだけではなく、お話ボランティア、図書館司書の方々と、手渡しても同席し意見を交わすことにある。それぞれの立場からの読みが大変楽しく、また、書き手相手に一歩も引かない読み手の方々に、それぞれの誠実、それぞれのプライドを感じ楽しい会にないりました。
印象に残った、越水さんの言葉。
● 唐突 と 予想外 は違う。
読者を予想外の展開に誘うことは読書の楽しみだが、
唐突だということは、物語が上手く流れていないということだ。
● 子どもの内面が、何か変化しないと、ファンタジーの世界にはいった意味がない。
● 何を書こうとするのか
誰が読みたいのか
どういう覚悟で書くのか
● 読者は、「夢をかなえてほしい」と思っている。
● 登場人物に「試練」を与えたら、物語やキャラクターに深みがでる。
■越水利江子ファンミーティング
越水利江子さんを囲んで読書会
課題図書は『江 浅井三姉妹戦国を生きた姫たち』
せっかく、越水利江子さんが来て下さったので、ファン感謝祭! ファンの方々にもご参加いただけるように一般解放し、『江』について語り合いました。
最初に、天晴れくんのブログをレポート代わりに使用
http://mi-bookreview.jugem.jp/?eid=17
お江 の故郷、近江の地でのファンミということで、参加者の興味は様々。
幼稚園のお子さんから、中学生、そして70歳のご婦人まで。
「武家の女の戦いはなんじゃと思う」と問う、お市の方へ三姉妹が、その生き様と性格をあらわした返答をするシーンへの共感の声が多かった。
お市の方が、三姉妹の答え、それぞれに正しいといった後で、道具にならないためには、「意思と覚悟」が必要だと説く。
その言葉に、自分の人生を重ねた人も多かったようだ。
また、佐治一成とお江の再会のシーンは、胸がきゅん☆としたと、初恋の感触が甦ったと、テレながら語ってくれた方もいらっしゃった。
興味が集まったのは、資料と、物語の関係について。
資料で心を動かされたシーンを大切に育てて物語にする。
三姉妹が、ずっと一緒にいたのは、この時代では珍しいことだった。きっと、密なつながりがあったのだろうと思う。
資料というのは、常に、勝者の思いとして残る。だから、資料があるから、それが正しいとは限らない。
資料を集めてもわからないところは、人を恋う心、親、姉妹を思う、人間の心で埋めていくしかない。
資料だけでかたっても仕方ない。
などなど。
越水利江子さんの印象的な言葉を、いくつも引き出すこととなった。
CHAKAPONミニコラム
今回、課題図書を考えたのは私、CHAKAPONである。大河ドラマの放映にあわせるという依頼原稿であることを考えると、執筆を急がされる中、なぜ、これだけのオリジナリティが保てるのかという質問をしたかったからである。
越水先生の答えは、「美意識」とのこと。
調べ、描き、俯瞰し、その作業が短時間でなせるのは美意識だとのことだ。
(なんと、江は、一ヶ月で書き上げなければならないスケジュールだったとのこと。)
何度も、「佐治一成」は織田信長の甥にあたる。織田信長に似ているはず! 「佐治一成」は、織田の血を引く姫と再婚しており、お江が忘れられない人であったはず! 初恋とはそんなものじゃない! と、声を弾ませる越水先生の姿は、なんだか、大好きなアイドルの話をする少女のようでかわいらしかった。(失礼!)
なるほど! 歴史を物語で描くということは、その人の人生と時代のうねりに、緩急をつけ、作家の美意識をかたどっているのだともいえるのかもしれない。
そして、それは、風景の一文に、一冊の資料を読む必要もあるといった、越水先生の言葉からも推察されるように、甘えの無い研ぎ澄まされた美意識なのだろう。
資料と、作家の真剣勝負なのかもしれないと思うに至った。
最後はサイン会が行われました。
二時間近くの長丁場を、おとなしく座って参加していた6歳のお子さんが、『こまじょちゃん』を抱きしめ越水先生のもとへ。
「サイン、してもらえるって本当ですか?」
こういう子どもの言葉って、敵わないなぁとホントに思う。
どんなに言葉を尽くしても、大人が伝えられないニュアンス、越えられない感想が滲む瞬間だ。
ちょっとハニカミながらも、越水先生と、しっかり一緒にお写真を撮ってもらっておられました。宝物になるんだろうなぁ。
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